頭に血が上る感じや顔片側の麻痺は高血圧の疑いあり

怒ったときや興奮したとき、頭に血が上る感じがするのは当然のことです。
このようなときは実際に頸動脈の血流量が増加し、脳に大量の血液が流れ込んでいると考えられます。
ただし理由もなく頭が熱くなり、のぼせた感じがする場合には注意が必要です。
のぼせの主な原因は、ストレスなどで自律神経が乱れることとされています。
けれども高血圧が原因となっている可能性も否定できません。
特に生活習慣が乱れがちな方は、血圧に注意を払うことが必要です。
高血圧はさまざまな病気の元になります。
血管が圧迫されて弾力性を失い、コレステロールなどが蓄積する症状が動脈硬化です。
動脈硬化を起こした血管は細くなって血が流れにくく、また血栓を生じやすくなります。
血栓が心臓の血管に詰まると心筋梗塞、脳の血管に詰まると脳梗塞という重大な症状を引き起こします。
脳梗塞は死につながる病気ですが、一時的に脳の血管が詰まっただけだと、数分で自然に治ることもあります。
これを一過性脳虚血発作といいます。
このときには顔片側が麻痺したり、片側の手足が動かなくなったり、視野が半分になったり、うまく喋れなくなったりします。
脳の血管が詰まると口や喉の筋肉が麻痺するほか、顔片側や半身だけが痺れるのが特徴です。
治ったからといって放置しておくと、数か月以内に脳梗塞を起こす確率が高く、特に発作から48時間は危ないと言われています。
脳梗塞を予防するには、水分を十分に補給すること、そして何より血圧に気を配ることです。
顔片側だけが痺れたり歪んだりする症状は、脳梗塞の前兆となりますから、早めに医療機関を受診することが大切です。
とりわけ日頃から高血圧の方は気をつけてください。